⇒隠しカメラ
『BIOHAZARD VILLAGE』(バイオハザード ヴィレッジ)は、前作『7』の主人公イーサン・ウィンターズの物語の完結編となる作品です。ストーリーの概要や全エンディングについて、更には考察としてよくあるテーマをまとめました。
ストーリー概要
物語は前作から3年後、イーサンと妻のミア、そして愛娘のローズが、BSAA(対バイオテロ部隊)の保護下で平穏に暮らしている場面から始まります。しかし、その平穏はクリス・レッドフィールドの襲撃によって突如破られます。クリスはミアを射殺し、ローズとイーサンを連れ去りますが、輸送車が事故に遭い、イーサンは不気味な村へと迷い込みます。
村は「マザー・ミランダ」を崇拝する狂信的な集団に支配されており、彼女に仕える四貴族(ドミトレスク、ベネヴィエント、モロー、ハイゼンベルク)がイーサンの行く手を阻みます。イーサンは、バラバラにされ「瓶」に詰められた娘のローズを繋ぎ合わせ、救い出すために命がけの戦いに身を投じます。
物語の終盤では、マザー・ミランダの目的が100年以上前に亡くした娘「エヴァ」を蘇らせることであり、ローズはそのための「器」として選ばれたことが明かされます。
全エンディング
本作には物語を根本から覆す大きな伏線(プロットツイスト)が存在します。
・イーサンの正体 クリス側の視点やエヴリン(前作の敵)との幻覚を通じて、イーサンは「前作『7』の冒頭ですでに死んでいた」ことが判明します。ジャック・ベーカーに殺された際、イーサンは菌根(特異菌)に感染し、肉体のすべてが菌に置き換わった「菌由来の擬態人間(カビ人間)」として再生していました。彼が異常な再生能力を持っていたのはそのためです。
・マザー・ミランダの最期 イーサンは自らの肉体が崩壊しつつあることを自覚しながら、マザー・ミランダを撃破し、ローズを取り戻します。しかし、全ての元凶である巨大な菌根「特異菌の意識の集合体」を破壊するため、イーサンはクリスに家族を託し、自ら起爆スイッチを押して村とともに消滅します。
・エンディング:エピローグ 物語の最後には、成長したローズがイーサンの墓を訪れるシーンが描かれます。彼女はクリスの監視下で自らの特殊能力を使い、任務に就いていることが示唆されます。また、車で去る彼女の遠くに、イーサンと思われる人影が歩いている描写があり、プレイヤーの間で大きな話題となりました。
考察一覧
本作の物語は、シリーズ全体の根幹に関わる重要な設定が多く含まれています。
・アンブレラ社との繋がり マザー・ミランダは、かつてアンブレラ社の創設者であるオズウェル・E・スペンサーの師でした。スペンサーは彼女の村での研究(特異菌による不死)から着想を得て、「ウイルスの力による人類の進化」という野望を抱き、アンブレラ社を立ち上げました。アンブレラのロゴマークは、この村の四貴族の紋章をモデルにしています。
・BSAAの闇 物語の終盤、村に駆けつけたBSAAの兵士の正体が、人間ではなく「バイオ兵器(B.O.W.)」であったことが判明します。かつてバイオテロと戦う正義の組織だったBSAAが、なぜ自ら兵器を運用しているのか、という謎は次回作以降への大きな伏線となっています。
・イーサンは本当に死んだのか? エンディングのラストシーン、車が遠ざかる際に見える人影は、PC版の自由カメラ(フォトモード)等の解析により、イーサンのモデルであることが確認されています。彼が菌の集合体の中で意識として生き続けているのか、それとも別の形で生存しているのかは、現時点では解明されていない最大の謎です。
・ローズの能力 エピローグでローズが「クリスも知らない力を使える」と発言していることから、彼女は歴代キャラクターの中でも最強クラスの能力を持っている可能性があります。DLC『シャドウズ オブ ローズ』では、彼女が自らの力とイーサンの記憶に向き合う過程がさらに深掘りされています。
