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『Buckshot Roulette(バックショット・ルーレット)』は、12番ゲージの散弾銃を用いた「ロシアングレット」を、より残酷で工業的なルールにアレンジしたスリル満点のインディーホラーゲームです。
ストーリー概要
プレイヤーは、薄汚れたナイトクラブのトイレで目を覚ます名もなき人物です。廊下を進み、重い扉を開けた先にあるのは、金属のテーブルと、人間離れした風貌を持つ「ディーラー」が待つギャンブル場です。
そこでは、空砲と実包がランダムに装填された散弾銃を使い、自分の命と大金を賭けたデスゲームが行われます。ディーラーは無機質に、しかし確実にプレイヤーを死へと追い詰めるための「アイテム」を提示し、冷徹にゲームを進行させます。
全エンディング
本作の結末は、基本的にはプレイヤーが勝利するか敗北するかによって分かれます。
生還エンディング(勝利)
3つのラウンドをすべて勝ち抜くと、ディーラーは約束通り札束の詰まったブリーフケースを差し出します。 プレイヤーは金を受け取り、不気味なナイトクラブを後にして、早朝の道を車で走り去ります。これが一応のクリアとなりますが、ダッシュボードに置かれたブリーフケースの中身が、失った命の対価として見合うものだったのかという空虚さが漂います。
敗北エンディング(死)
ゲームの途中で命を落とすと、プレイヤーは真っ白な空間、あるいは天国とも地獄ともつかない場所へ送られます。 そこには「神」とも思わしき存在への言及がありますが、ディーラーが復活の儀式のようなものを行い、プレイヤーを再びテーブルへ引き戻すこともあります。しかし、完全に敗北すれば、そこでプレイヤーの物語は途絶えます。
Double or Nothing(ダブル・オア・ナッシング)
アップデートで追加されたモードです。一度勝利した後にさらに金を賭けてプレイを続行できます。 ここで勝ち続けると、より多額の賞金を得られますが、負ければすべてを失います。このモードではアイテムの種類が増え、より戦略的でカオスな展開が待っています。
考察一覧
このゲームは説明が極めて少ないため、多くの謎が考察の対象となっています。
ディーラーの正体
ディーラーは、肌が土色で歯が剥き出しになった、おぞましい外見をしています。 彼は「神に会ったが、そこには何もなかった」といった趣旨の発言をします。これに基づき、彼は人間ではなく、死後の世界や虚無を司る「悪魔」や「堕天使」のような存在であり、退屈しのぎに人間の魂と金で遊んでいるのではないかと考えられています。
署名する「名前」の重要性
ゲーム開始時、プレイヤーは免責事項に自分の名前を入力します。 ここで「GOD(神)」と入力すると、特定の反応が返ってくるなど、宗教的なメタファーが随所に散りばめられています。プレイヤーが名前を書く行為は、単なる契約ではなく、自分の魂をこの異常なギャンブルの世界に売り渡す「儀式」としての側面が強いと推測されます。
工業的なアイテムのメタファー
ゲームに登場するアイテム(手錠、ビール、虫眼鏡、タバコなど)は、どれも日常的ですが、この場では人を傷つけたり情報を盗んだりするための道具に変貌します。 これは、格差社会や依存症、あるいは「持てる者が持たざる者を弄ぶ」という、資本主義の極端なメタファーであるという説もあります。
舞台となる場所
ゲームの舞台は「7つの大罪」の一つ、強欲や暴食が集まる現代の地獄の一部であるという解釈もあります。クラブの地下で行われているこのゲームは、地上からは切り離された「理外の場所」であり、一度足を踏み入れたら二度と正気ではいられない場所であることを示唆しています。