MISERYの考察!全エンディング内容もネタバレ有

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2024年から2025年にかけてインディーホラー界で大きな話題を呼び、2026年現在も心理学的ホラーの傑作として語り継がれている「MISERY」について解説します。

MISERYは、プレイヤーの選択や「精神状態(メンタル・ステータス)」の値によって結末が分岐する、極めて考察のしがいがある作品です。

MISERYのストーリーの概要や全エンディングについて、更には考察としてよくあるテーマをまとめました。

ストーリー概要

物語の主人公であるアーサーは、自身の過去の記憶が欠落した状態で、出口のない奇妙なアパートメントで目を覚まします。外の世界は赤い霧に包まれ、物理法則が無視された異様な空間が広がっています。

物語の核心は、アーサーがかつて犯した「過ち」と、彼を執拗に追い詰める異形の怪物「ザ・ギルト(罪悪感)」との対峙です。探索を進める中で見つかる古い写真や日記から、彼が愛する家族を失った悲劇的な事故と、その原因が彼自身の慢心にあったことが徐々に明らかになっていきます。

全エンディング

本作には、プレイヤーがゲーム中に入手した「遺品」の数と、クリーチャーへの対応(殺害か回避か)によって決まる3つの主要なエンディングが存在します。

エンディングA:永遠の回帰(バッドエンド)
アーサーが過去の罪を認められず、アパートの最上階にある鏡を叩き割る選択をした場合の結末です。彼は再び記憶を失い、物語の冒頭と同じベッドで目を覚まします。罪を直視しない限り、彼は永遠にこの「苦痛のループ」から逃れられないことを示唆しています。

エンディングB:忘却の底(ノーマルエンド)
特定の遺品を集めず、単にアパートから脱出することだけを優先した場合に到達します。アーサーは霧の中から抜け出し、現実世界に戻りますが、その表情は生気がなく、家族の記憶を完全に消し去ることで平穏を得たことが語られます。救いはありますが、本質的な解決には至っていない空虚な結末です。

エンディングC:赦しと昇華(トゥルーエンド)
全ての遺品を揃え、ボスである「ザ・ギルト」を倒すのではなく「受け入れる」選択をした場合にのみ見られる結末です。アーサーは自らの過ちを認め、亡くなった家族の幻影と和解します。アパートは崩壊し、彼は朝日が昇る現実の墓地で静かに目を覚まします。彼が本当の意味で「前へ進む」準備ができたことを示す感動的な幕切れです。

考察一覧

単なるホラーゲームではなく、心理学的な比喩が至る所に散りばめられています。

アパートメントの構造
舞台となるアパートは、アーサーの「脳内(精神)」そのものだという説が有力です。下の階へ行くほど記憶が古く、ドロドロとした身体的な恐怖が強調されるのは、潜在意識の奥底に潜るプロセスを表現しています。

赤い霧の正体
外の世界を覆う赤い霧は、精神医学における「解離性障壁」を象徴していると考えられます。彼が現実を直視できないように、心が作り出した保護膜であり、同時に彼を孤独に閉じ込める檻でもあります。

クリーチャーのデザイン
登場する敵キャラクターは、それぞれアーサーが感じていた感情が具現化したものです。例えば、目が塞がれたクリーチャーは「真実を見たくない願望」を、肥大化した腕を持つクリーチャーは「守れなかった後悔」を象徴しています。



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