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2026年現在もなお、アクションRPGの金字塔として君臨し続ける「Path of Exile (PoE)」の世界観は、極めて重厚かつダークです。本作の物語は一筋縄ではいかず、歴史の断片を読み解くことでその恐ろしい全貌が見えてきます。
Path of Exileのストーリーの概要や全エンディングについて、更には考察としてよくあるテーマをまとめました。
ストーリー概要
プレイヤーは「流刑者(エグザイル)」として、腐敗した聖地オリアスから、呪われた大陸レイクラストへと追放されるところから物語が始まります。
前半(Act 1 – Act 4):生存と復讐
当初の目的は、自分を追放したオリアスの支配者ドミヌスへの復讐です。しかし、旅を進めるうちに、この大陸の異常な生命力の源が「獣(The Beast)」と呼ばれる古の存在にあることを知ります。かつての大魔術師マラカイがこの獣の力を利用し、世界を「悪夢」に作り変えようとしていました。
後半(Act 5 – Act 10):神々の復活と飢え
マラカイを倒したことで、皮肉にも「獣」が抑え込んでいた古の神々が目覚めてしまいます。その中でも最悪の存在が、飽くなき飢えを持つ神「キタヴァ」です。プレイヤーは神「罪(Sin)」と協力し、かつての敵であった神「無実(Innocence)」をも巻き込み、世界を食らい尽くそうとするキタヴァとの決戦に挑みます。
全エンディング
PoEには、従来のRPGのようなマルチエンディングはありませんが、物語の「区切り」が複数存在します。
キャンペーンの結末(Act 10)
オリアスの屋上でキタヴァを撃破することで、一つの物語が完結します。しかし、これは世界の救済ではなく「現状維持」に過ぎません。オリアスは壊滅し、生き残った人々は新たな住処を探すことになります。
エンドゲームの物語:アトラスの記録
Act 10終了後、物語の舞台は「アトラスの世界」へと移ります。ここでは、現実とは異なる次元の断片を探索します。
シェイパーとエルダーの戦い:アトラスを創造した男(シェイパー)と、全てを飲み込む虚無(エルダー)の争い。
サイラスと征服者たち:かつてエルダーを倒した英雄たちが、アトラスの魔力に溺れて狂気に落ち、新たな脅威となる物語。
メイヴェンと宇宙的存在:現在は「メイヴェン」と呼ばれる未知の知性体が、プレイヤーの戦いを「娯楽」として見物し、さらに強大な宇宙の捕食者たち(サイアリング・エクザーク等)が迫っている状況です。
考察一覧
PoEの物語を深く読み解くと、いくつかの絶望的なテーマが見えてきます。
徳(Virtue)と腐敗(Corruption)
この世界で魔法の力を与える「ジェム」は、実は「獣」の体組織の一部です。力を得れば得るほど、人間は人間でなくなり、やがて腐敗に飲み込まれます。プレイヤーが強くなること自体が、かつて世界を滅ぼしたマラカイと同じ道を辿っているという皮肉な構造になっています。
神々は善ではない
本作に登場する神々は、人間の願いや信仰から生まれた概念の具現化です。彼らは本質的に自己中心的であり、人間をチェスの駒のように扱います。Sinだけが唯一人間に寄り添っていますが、彼が作った「獣」が全ての悲劇の元凶であるという矛盾を抱えています。
繰り返されるサイクル
ヴァール文明、アズメリ文明、そして現在の帝国。レイクラストでは、強大な力が発見され、繁栄し、そして必ず「腐敗」によって滅びるというサイクルが繰り返されています。プレイヤーがキタヴァを倒したことも、次の大きな破滅への猶予期間を作ったに過ぎないという説が有力です。